直近のスターティングイレブン
2026-27シーズン開幕のセレッソ大阪戦(8月8日)で、岡山は今季も3-4-2-1でスタートしました。先発11人は下の図の通りです。
骨格は変わらず、中身が変わった
木山隆之監督が指揮を執って5季目。3バックにダブルボランチ、2シャドーと1トップという骨格は、J2時代から一貫しています。長く同じ形を続けるメリットは、選手が入れ替わっても役割の座標が動かないことです。今季も冬に加入した大森博が右のCBに、新10番のナ・サンホがシャドーの一角に、それぞれ迷いなくはまりました。
ただし中身は年々更新されています。昇格初年度の2025年は、ロングボールとセットプレーで殴り切るサッカーが生命線でした。2026年上半期の百年構想リーグでは、そこにショートパスのビルドアップが加わり、ボールを持って前進する時間が増えています。開幕のC大阪戦でも、後半は岡山がボールを握る展開になっています。押し込んだ先の崩しがまだ足りない、というのが現状の評価です。
強みはセットプレーと両ワイド
先制点の取り方が、このチームの強みをそのまま説明しています。開幕戦の8分、セットプレーの流れでボックス内に残った鈴木喜丈が落とし、左ワイドのブラウン ノア 賢信が左足で沈めました。左利きのCB鈴木のキックと空中戦への参加、そしてワイドの選手がゴール前まで入っていく推進力。3-4-2-1の両ワイドは守備時に5バックの一角となる重労働ですが、岡山ではここが得点源を兼ねます。
C大阪も今季から3-4-2-1へ変更しており、開幕戦は完全なミラーゲームになりました。同型対決では中盤の枚数が噛み合うため、個の質と交代カードの差が出ます。夏に全北現代から加入したオベルダンが中盤で使えるようになれば、この種の消耗戦での選択肢が増えるはずです。
層の見取り図
控えにも駒は揃っています。冬と夏の補強の狙いは移籍市場の記事にまとめました。GKには196cmのレナート・モーザーと濵田太郎。最終ラインは田上大地、阿部海大、本山遥、U-21日本代表の森壮一朗。中盤から前はキャプテンの竹内涼、神谷優太、山根永遠、西川潤、レオ・ガウショ、河野孝汰と、特徴の違うカードが並びます。真夏の開幕から年内20節を走り切る今季、先発11人よりむしろ、この2枚目・3枚目の質が順位を決めると見ています。誰が実際に出ているかは出場記録で追っています。